只事ではなさそうなJKが表紙に載っていたのでとりあえず手に取って読み進めてみた。
「シャッフル学園」
いつも通りの平凡な日常を送るとある学校のクラスメイトたち。
そのクラスに突如、異常な連続殺人鬼が押しかけて来る。
その殺人鬼は、道中も殺人を繰り返しながら移動してきており、警察にも手に負えないほどの強さも兼ね備えている。
この世界にはその殺人鬼を止めるために、極秘に開発されていた、「物質転送装置」というものが存在する。
物質転送装置は本来、殺人鬼を別空間に飛ばすために作られたもの。
1人の殺人鬼のためにこれほど大掛かりそうなものを開発するぐらい危険な殺人鬼らしい。
そしてその装置が殺人鬼に向かって放たれる。
しかし、物質転送装置が誤作動をおこしてしまった。
するとその殺人鬼の入り込んだクラスの全員と殺人鬼は、異空間に閉じ込められてしまった。
異常な殺人鬼と同じ空間に飛ばされるクラスの皆…
それだけならまだ良かったかもしれない。
なんとその異空間で、クラス全員+殺人鬼、更には猫1匹の人格がシャッフルされてしまった。
つまり、誰の人格が誰の体の中に入っているのか分からない状態になってしまったということ。
まぁ猫に関しては、動きや鳴き声で誰の中に入っているのかは簡単に見分けがつく。
しかし人間同士であれば、嘘でも言ってしまえば中身が本物かどうかなんて分からない。
すなわち誰の体に本物の殺人鬼が入っているか分からない状態というわけだ。
しかも殺人鬼はそんな状態でも殺人を繰り返す。
なので、自分の体が目の前で殺されてしまうなんてことも有り得る。
更に厄介なのが、ブサ面に生まれた子が、可愛い子の中に入ったとき、また逆のパターンなんかは…
本人になりきったり、キレ出したりすることは必然。
え、もし「もこみち」の体に入ったらどうするか?
当然オリーブオイルの化身となりチヤホヤされながら一生を終えますよ?
こういう人も出てくるので、馬鹿正直に相手の発言を鵜呑みにするわけにもいかない。
そんな中殺人鬼も誰かの体の中に紛れこんでいる…
一体このクラスはどうなってしまうのか…?