この漫画の世界でyoutubeのような動画をアップしても勝てるわけがない。
「DEAD Tube」
映画研究部でカメラ撮影が好きな主人公「町谷知浩」。
そんな彼に、同じ学校の美人な女の子が声を掛ける。
彼女は町谷に、
「自分を2日間撮影し続けてほしい」
と頼みだす。
しかも、
「何があっても撮影を続けてほしい」
という。
「なにがあっても」というのは、その言葉通りの意味である。
風呂やトイレ、寝ているときなんかも含まれる。
なんの変哲もないカメラオタクの学生に、突如こんな話が持ち掛けられる。
彼は心底「カメラオタクで良かった」と心の中でガッツポーズをしたに違いない。
何故彼女が町谷にそんなことを頼んで来たのかは本人にもサッパリだが、とりあえずOKする町谷。
そして彼女につきっきりでカメラを回し続ける。
1日の撮影を終えた翌日、撮影を頼んで来た彼女はなんと彼氏とのデートの撮影を頼みだす。
前日にずっと彼女につきっきりで、部屋にまで上がり込んで風呂や寝顔を撮影してきた町谷からすれば、この仕打ちにはさすがに失望したのだろう。
デートの撮影中ほとんど言葉を発することはなかった。
ラブラブな2人の様子を黙って撮影しつづける町谷。
そんな2人が最終的に向かったのは…
人気の全くない昔潰れた布団工場の跡地。
そこでなんと、
「2人がSEXする様子の撮影」
を頼まれる。
町谷君可哀想
そして町谷は黙って2人のSEXシーンを取り続ける。
ちなみに心の中ではめっちゃキレてます。
この状況になっても撮影を続ける町谷君の心の広さには称賛せざるを得ない。
まぁ内心キレてますが
と、次の瞬間…
彼女が急に彼氏を撲殺
いきなりとんでもない展開になる。
そしてこれを見た町谷の反応は…
息子が反応
「あぁ、とんでもない変態漫画を手に取ってしまった」と、少しばかり後悔の念を抱きつつも、とりあえず読み続けしっかり最新刊まで読んでます。
話しは戻りますが、
「急に彼氏を撲殺した彼女」
「それを見て性的興奮を得た町谷くん」
もワケが分かりませんが、彼女はこんなことをして大丈夫なのだろうか(法的に)。
実はこれ、漫画タイトルにもある
「DEAD Tube」
という動画サイトに上げるために彼女が町谷くんに撮影させたのですが、この「DEAD Tube」という動画サイトは、
「再生数が多ければ大金が手に入る」
「再生数が最下位だった者は参加者全員分の費用と罪を被る」
というもの。
つまり彼女はこの動画サイトに動画を挙げて再生数を稼ぐために、このような過激な動画を撮ってもらった。
そして、「罪」は最下位の人間が被るので、犯罪にもならず捕まることはない。
もし途中棄権すると、自動的に負けが決定し、罪と費用を被らなければならない。
強制的に「DEAD Tube」参加者にさせられてしまった町谷は、今後も動画を撮り続けなければならない状態となってしまった。